病めるときも健やかなるときも(スノに穴落ちした人のブログ)

さて、沼落ちブログを書こうと思い立ったものの、一体何から書けば。

そう、彼らを初めて見たのは、忘れもしない2019年のカウコン。(切り替えが早いのが私の良いところです)ジャニーズカウントダウンは、毎年夫の実家で見るのが恒例だけど、その年はたまたま自宅でお節を作りながら見ていた。

 

「次はSnow Man」

と紹介されるグループ名。

グループ名は聞いたことはあったけど、パフォーマンスは見たことないな…次にデビューする人たちなんだ。と料理の手を止めて、TV画面に目を向けた。

 

えっ、人数こんな多いんだ…いやパフォーマンスレベル高〜。なんかこの集団からはフォース(スターウォーズ)を感じるんだが。

……

…………ピコン。(イケメンレーダー反応)

 

………………まって、真ん中の金髪の子。

 

 

「KPOPのグループみたいやな。このグループ知ってるの?」

などと隣で話しかけてくる夫をスルー。

すまない夫。私は今どちゃくそ好みのBeautiful boyを発見したところなんだ。

 

Jr.にこんな子いたっけな?

デビュー前の、20代くらいでセンターに来るほどの有望なJr.なら、どこか目にして知ってるはずと自負していたけど…。

そして次の日も、お正月番組の中でデビュー曲を歌う袴姿の9人を見かける。

いや、やっぱ真ん中の子可愛いな。

 

ここでスマホを取り出し、このSnowManというグループ名を初めて検索。

 

真ん中の子……ラウールくん。

ハーフなんですね。

2003年6月27日生まれ。16歳。

 

…………………………。

 

(スマホ画面そっ閉じ)

 

うそやん。20代じゃないやん。

息子やん。全然生めるやん。

 

える しっているか アラフォーにもなると

ジャニーズは生める年齢だったりする

 

そうか〜ちょっと若すぎるかな〜(泣)

私は若い子の成長見守るタイプでもないし…、正直若い子ってまだ不安定なところもあるから、オタクするのはしんどいかも。

 

鉄は熱いうちに打てじゃないけど、オタクは興味を持った時に大量の供給を浴びないと出来上がらないものなので、(とりあえず私はそう)この子への興味は一旦ここで終わった。と、思われた。

 

 

そして1ヶ月ほど経ったある日。

普段はあまり見ないYouTubeを、本当にたまたま開いた。

あのグループの動画がおすすめに上がっていた。

へぇー!ジャニーズもYouTubeチャンネルあるんだ!時代は変わったなぁ〜。

 

ポチ。

 

と、軽い気持ちで再生したのが、終わりの始まりでした。

 

そこから1週間、Snow Manの動画を見続けてたこと以外、何をしていたかの記憶がほぼない。

夫に文句を言われてないので、家事と育児はなんとかギリギリこなしていたらしい。

 

9人もいるからなかなか覚えられないや。

と思ってたメンバー名を(多分)1時間後には完璧に覚えた。

各メンバーがアニメや漫画の登場人物のような個性豊かで、非常に覚えやすい。

SASUKE筋肉、おふざけリアコ、気象予報士、アクロバットアニオタ、ドヤ顔で歌う美声の人、パーティしたがる国王、ムエタイ関西人、少女漫画テクノカット、脚長ベネズエラハーフ。

もしかして「Snow Man」て週刊少年ジャ◯プで連載中のバトル漫画のタイトルかな?

 

どのYouTube動画も面白くてみんな可愛くて、パフォーマンスはカッコよくて次!次!次!次!と再生を押す指が止まらない、わんこそば状態。

見ても見てもまだ動画がある。週一YouTube動画上げてるってスゲェ。何このグループ、最高のチームワークで魅せてくるじゃん…何より見てるときの多幸感すごい…。こんなに幸せをくれるグループ初めてだ…やばいぞ…これはやばいグループだ。

 

みんな魅力的だけど、私はやはりラウールくんにとてつもなく心を掴まれた。

はじめは容姿に惹かれたものの、華やかで中性的な色気のある年齢不相応の堂々としたパフォーマンスに、ピュアで素直な感性と、愛くるしい表情を見せる年齢相応の普段の姿のギャップが、なんとも魅力的な男の子。

 

加入当初より一年足らずでの成長速度と進化ぶりがスーパーサイヤ人レベル。最初にいた「僕はゲーテも嗜みます。」言ってそうな、黒髪の文学少年みたいな子はどこ行った?急に金髪になりよった上に、僕生まれた時から金髪ですけど?みたいに板についてるのは何故ですか?最高ですね。

その成長はまるで、蛹が蝶になるかの様な。

あと、この隣のテクノカットのイケメンと並ぶと倍くらい画面が美しくなるんだが。

それから、去年加入したばかりとは思えないほど、末っ子という立場を最大限に利用して、自分の立ち位置をしっかり固めてくる、アイドルに最も必要な強かさ。

人狼のゲームメイクで見せる容赦ない冷静さと論理的な賢さ。

心根の気高さに、まだ追いつかない経験値を埋めようとするかのような、キラキラしたひたむきさ。

その姿、さながら北島マヤ姫川亜弓のハイブリッド。ラウール…恐ろしい子………!!!

(古のオタクなんで月影先生=タッキーの妄想捗る。伝説の舞台、滝沢歌舞伎。)

あと、この隣のテクノカットのイケメンと並ぶと、少女漫画に時空移動するんだが。

 

で、加えて!!!

あのスタイル!!!!!

 

神様は、この世の贅と輝きと萌を全部詰め込んだ芸術作品を作り出したようだ。アメージング。

 

私は彼の年齢が若いという理由で、この先にあるであろう、尊い一瞬一瞬の成長煌めきを見逃すのか?

 

いや、できない。

ずっと見ていたい。

 

ということは、

 

推すのか……………?

 

 

ここで束の間の脳内会議が開かれる。

 

世間体を気にする私

「あんたアラフォーだよ。こんな若い子推したら、昔からの毒舌オタ友達にいろいろ言われるって。」

 

理性的な私

「今海外在住で子供も小さいし…オタ活自体も大変だし、周りがコンサート当たった〜とか、全部蚊帳の外で見ることになるの耐えられるか?せっかく前推しが活動休止になって、それを免れてるってのに…。」

 

本能の私

「あんた今まで生きててこんな子見たことあったか?どう見ても逸材。その上に若くて可能性が無限大。今16歳ってことは10年後は26歳。これから何を見せてくれるかワクワクしかない。そして若い時にこういう子がいてほしいと思い描いていた、理想のアイドル像そのものなんですけど。

ラウールは最高に可愛い。

ラウールは最高に美しい。

ラウールは天才。

ラウールは国の宝。

ハイ、みなさんご唱和ください。

ラウールしか勝たん。」

 

 

脳内会議なんて開くまでもなかった。

人は「推すか?」とか言ってる時点でもうその人を推し始めてんだ。

 

そうして、私はSnow Manの沼に落ちた。

いや、この落下スピードは沼じゃない。

落とし穴だ。

急に穴に落ちたと思ったら、穴の中に雪男達がいつでも最高のおもてなしをしてくれる温泉旅館があったんです。

もう私、永遠にここでくつろぎたい。

 

でも、前の界隈でSNSに関しては辛い記憶もあるので、まぁファン交流は控えとこうかな。って矢先。

 

DiorのwebCMに被弾。

 

なにこの初めて味わう、えも言われぬ感情は。

余韻と動悸が止まらない。

あ、これもうダメだわ。

この人に一生ついて行こうと決めた。

(平成の劇重恋愛ソング、あなただけみつめてるの歌詞より。)

あまりの素晴らしさに居ても立っても居られなくなって、持ってるアカウントにツイートした。

 

「ジャニーズにとんでもないのおる。ラウール。」

 

まぁ、無反応ですよね。

ジャニーズに興味あるフォロワーさんはいないので。

 

そもそもが推しの素晴らしさを語らわずにいられない性格のくせに、なんでSNS控えよ〜とか日和ったんだか。

その後私は速攻スノ用のTwitterのアカウントを作り、現在に至るまで同士とキャッキャするとても楽しい日々を送ってます。

ジャニーズのファンの方々、皆さん文を書くのがお上手だしとても優しい。

前までちょっと怖いと思っててごめんなさい。

(ペコペコ。汗。)

そして、いつも仲良くしてくださってるみなさま、ありがとうございます。

 

ともかく、この時の「推す」という選択はとても正しかったと思う。

そのあとの一年間は、自分にとっては我慢を強いられ、不安でしんどい場面が正直多かった。

SnowManがいない私は乗り切れただろうか?

この1年あまり、同じような状況の人はきっと多かったはず。

 

傷ついたり、落ち込んだり、やるせなかったりする度に、私は心の中の穴の底にある、最高のおもてなしをしてくれる雪男たちの温泉旅館で、暖かいYouTube温泉に浸かって、また元気になって外に這い出すということを繰り返して、乗り切った一年だった。

 

彼らの笑顔の裏でどんなに大変な事があるか、私は知ることはない。

もしかしたら、これは永遠ではないかもしれない。

この先、忙しくて追えない時や、しんどくて見れない時も出てくるかもしれない。

 

でも今この瞬間、そこにいて笑ってくれて、みんな頑張れ!って励ましてくれる愛すべき存在がいる。

こんなに嬉しくて頼もしいことはない。(泣)

 

私を強くしてくれる最高の温泉旅館が心にある限り、私はこれからもそこに通い続けるよ。

病める時も健やかなる時も。